『トゥワイス・アウォード』審査の視点
『第10回トゥワイス・アウォード』の審査は、多様性に溢れる実社会と学校での学びを連携させるため、“多角的な評価の実践”を念頭に行います。取り組み過程を見る「プロセス審査」、プレゼンテーションや成果物を見る「パフォーマンス審査」の2つの視点を明確にし、複数の立場の審査員によって選考します。
1次審査は、各ワークに取り組む学校の先生方による「プロセス審査」、審査委員会による「パフォーマンス審査」と併せて、最終選考に臨む1次審査通過者を決定。
最終審査は、特別審査員・協力企業の方々による「パフォーマンス審査」で当日のプレゼンテーションを評価し、エントリーシートや大会までの過程を評価する「プロセス審査」をトゥワイス・アウォード審査委員会が行います。
審査の流れ
エントリー〈プロセス審査〉
トゥワイス・アウォードの審査基準をもとに、各学校の先生が生徒・学生を選出してエントリー
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1次審査〈パフォーマンス審査〉
トゥワイス・アウォード審査委員会が審査を行い、全国大会出場者を選出
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1次審査結果発表
全国大会出場者の発表
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最終審査〈プロセス/パフォーマンス審査〉
全国大会当日の最終審査で、部門ごとにグランプリ、各賞が決定
各賞について(各部門共通)
グランプリ
−各部門で総合的に最も優秀と認められる取り組みに授与されます。
準グランプリ
−グランプリに準ずるクラス及びチーム、個人に授与されます。
優秀賞
−取り組みが特に優秀と認められ、1次審査を通過したクラス及びチーム、個人に授与されます。
奨励賞
−プロセスや成果に卓越した点があり、今後の成長に期待できる取り組みに授与されます。
企業賞
−各企業チームの中で最も優秀と認められた取り組みに授与されます。※『企業インターンワーク』のみ
審査部門
『第10回トゥワイス・アウォード』は、下記の8部門で審査を行い、各賞を決定します。
1.『人間ドキュメンタリーワーク』部門
さまざまな分野で活躍した人の人生を題材に、「人間ドキュメンタリー」をつくるワークです。
チームでリサーチとディスカションを重ね、自分たちの感性で捉えた人間ドラマを制作したチームを表彰します。
2.『自分史ワーク』部門
自分自身を題材にして、過去・現在・未来にわたる「自分史」づくりに取り組むワークです。
クラスメイトとの対話をもとに、深く探究して見出した“自分自身の人生の物語”を描いた個人を表彰します。
3.『企業インターンワーク』部門
日本を代表する企業の「インターン」として、課題解決に取り組むワークです。
企業理念や社会について理解し、企業の課題を解決する創造的な企画を提案したチームを表彰します。
4.『地元企業インターンワーク』部門
地元企業の「インターン」として、仲間と一緒に働くことの力を体験するワークです。
地元の特徴、強み、課題を踏まえて、企業からのミッションを解決する企画を提案したチームを表彰します。
5.『グローバルリサーチワーク』部門
今地球で起きていることを徹底的にリサーチ&ディスカッションして、世界に発信する“グローバルリサーチレポート”を作成するワークです。
世界で起きていることを主体的に捉え、グローバルな視点を身につけたチームを表彰します。
6.『ワールドツアーズワーク』部門
“世界に近づく”ための「ツアー・ガイドブック」をつくり、旅の準備をするワークです。
自分と自国のことを深く理解し、グローバル・コミュニケーションを楽しむ力を見つけたチームを表彰します。
7.『論文ワーク』部門
表現する意欲を大切にしながら、論理的、客観的に文章を書くためのワークです。
伝えたいことをしっかりと調べて論理を組み立て、“自分のことば”で論文を書き上げた個人を表彰します。
8.『ムービーワーク』部門
自分たちのよく知っている“学校“を題材に、映像づくりのスキルを学ぶワークです。
クラスメイトと話し合ったことをもとに、独自の観点で「学校ムービー」を創作したチームを表彰します。
審査員
特別審査員
『人間ドキュメンタリーワーク部門』
野垣真実生 俳優/演出家
関西芸術座を経て劇団四季入団。「ウエスト・サイド物語」「エビータ」「Cats」など、数々の名作舞台に出演。声優、ナレーションでも活躍。演出、歌唱等表現指導にも多く携わる。
『自分史ワーク部門』『論文ワーク部門』
安田伊佐男 東京未来大学 こども心理学部 モチベーション行動科学部 キャリアセンター特任教授
青山学院大学経済学部第2部卒業後、都市銀行勤務を経て日本女子体育大学に入職。27年間、就職支援とキャリア教育に携わり、1万人を越える学生の支援を行う。2015年より現職。
『企業インターンワーク部門』 『グローバルリサーチワーク部門』
守屋雅夫 一般社団法人ディレクトフォース/元キユーピー株式会社 技術本部長/中国丘比董事長総経理
1944年兵庫県生まれ。東京水産大学水産学部卒業後、キユーピー株式会社入社。技術本部長、中国丘比董事長総経理を務める。新製品開発、生産技術、知的財産、中国新会社設立を経験。
『地元企業インターンワーク部門』
宇佐見義尚 板垣與一記念館館長/経済社会学会理事、経済教育学会理事
1947年生まれ、亜細亜大学大学院博士後期課程満期退学。亜細亜大学経済学部准教授を経て現職。研究分野はドイツ社会経済学研究、まちづくり実践論。
『ワールドツアーズワーク部門』
細川生朗 編集者
シリーズ累計500万部を超え、アプリ化もされた『旅の指さし会話帳』(情報センター出版局)を1998年に創刊。現在は、訪日旅行者対応の企業向け指さしツール編集にも携わる。
『ムービーワーク部門』
鈴木信博 テレビディレクター
大阪芸術大学芸術学部卒。ドキュメンタリー番組、報道番組、バラエティ番組の制作を経て、現在は主にNHK Eテレをはじめとする幼児・子ども向け番組の演出を担当。
企業審査員
『企業インターンワーク部門』
朝日新聞社
内田英良 総合プロデュース室
江崎グリコ
田中弓雄 グループ人事部
大塚製薬
車谷千江美 広報部
KDDI
海崎千恵子 総務部 CSR・環境推進室
明治
齋藤明敏 サステナビリティ推進部推進グループ
森永乳業
中村真美子 コミュニケーション本部 CSR推進部 社会貢献推進グループ
長井聡子 コミュニケーション本部 CSR推進部 社会貢献推進グループ
ローソン
長谷川泉 事業サポート本部 環境社会共生・地域連携推進部
合田早紀 事業サポート本部 環境社会共生・地域連携推進部
鈴木暁子 事業サポート本部 環境社会共生・地域連携推進部
『地元企業インターンワーク部門』
石井食品
矢上亜紀子 業務統括部 総務
近畿日本ツーリスト首都圏
岡藤健太 千葉教育旅行支店
コーシン乳業
佐藤将明 経営企画室
地域新聞社
高取和弘 経営戦略室
トゥワイス・アウォード審査委員会
西崎敦文/織田光絵/関峻介/河野宏基/冨ヶ原啓太郎